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螺旋の形をしたもの。

さて、今日のお題目。

螺旋の形をしたもの。



こないだ某所でご相談いただいた内容がありまして。

チタンのボルトで(うちのではない)アクスルピンチをいくら締めてもアクスルシャフトが回ってしまう。
これをベータチタニウムのボルトに変えてみたらちゃんと回らなくなるのか?


そんな案件。


アクスルピンチボルトって、オートバイの場合大体締め付けトルク22N・m(2.24kgf・m)前後なんですが、そのくらいで締めても一向にアクスルが収まらない。というかアクスルの受けの反対のナット側を締めると共回りしてしまうんですよ。なので締め付けトルクを10%くらいあげてみたんですが、変わらず。
正直締めてる感覚でスプリングバックがまったく効いていない。

で、

とりあえず抜いてみると。

転造っぽい加工後はあるけれども見事な切削螺旋。
(転造らしい切削螺旋はまた今度写真でも用意します)


単純に。

螺旋が螺旋の形をしてるだけで、締め付けトルクを発生できない。
つまりスプリングバックが生まれてなくて摩擦でしか止まってない。

もちろん切削でもスプリングバックが発生するようなものは作れるんですが、経験上チタンで切削螺旋というのは基本的にスプリングバックは出しにくいんですよね。そこをなんとかするのが螺旋屋の仕事なんですが、ぱっと見た目だけではわからない所です。もちろんM20等の大きいサイズの螺旋は自社で切削螺旋で作成することもありますが殆どはナット側も自社であわせて作るのが前提な場合が多いです(アクスルシャフト等)

螺旋って作るのは簡単なんですよ。
ぶっちゃけた話、中古で10万円くらいの安い汎用旋盤一台と刃物が2種類もあれば作れるんですよ。

形は。

でもね、螺旋の仕事をさせるために必要なのは形や寸法だけじゃなくて

理屈があるんですよ。

うちみたいな小さな工場でも社外に出せない技もあります。



折角の材料。
特にチタンは他の金属よりも材料費が高いのに。
仕事の出来ない作り方をしているのを見ると、ちょっと悲しくなりますね。



締めたときに『おっ』と思ってもらえるような螺旋。

うちは作っていかなきゃなぁと思いました。
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