EXスタッドボルトとチタン

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今年リリースした製品で反響の大きかったもの。

エキゾーストスタッドボルトでしたね。



通常チタンというものは須らく『齧りやすく』『焼きつきやすい』という印象が強いので、こういった高熱にさらされ、尚且つ水滴や潮風に直接さらされるエキゾーストスタッド等に使用するということに対しての印象はあまりよくなかったのかもしれません。

具体的にエキゾーストスタッドボルトの最大の『難点は齧りやすく焼きつきやすい使用方法』だということ。

この問題点というのはチタン独自の性質である、熱による酸化のしやすさと、酸化の際に接触する他の金属との電飾が大きいという点にあるのですが、これは弊社の得意とする転造処理での螺旋山の作成で殆ど解決出来るのです。転造について詳しい話はコチラ→転造螺旋
転造螺旋とは通常一番ありふれている螺旋の加工方法なのですが、これはボルトというものが、基本的に大量生産を前提に作られている製品であるからで、TAB6400を含む殆どのチタン合金のボルトというものはロットが100~1000とボルト作成においては非常にロットが少なく(工業用量産ロットだと10000~)基本的にはあまり転造螺旋というものは用いられませんでした。その場合使用される加工技術として切削螺旋がチタンでは多くしようされてしまい、齧り焼きつき等の事故が多く散見されました。(切削で転造よりもそういった事例が多いのは上記転造螺旋の記事をご覧ください)
チタン=齧る、焼きつくというのは間違いではないのですが、加工方法によってはそのネガティブな要素というものは回避出来る、回避以上に使用用途に適合出来るということなのです。

転造によってある一定以上の酸化皮膜を確保させることが出来れば、エキゾーストスタッドとしてかかる熱量で酸化を進めにくく(あえて進まないとは書きません)することは可能なのですね。酸化による焼き付きや齧りによる心配が少なくなれば、そこから先はチタンの特色としてある対腐食性やTAB6400の持つ繰り返し使用に対する強さがキッチリと仕事をしてくれます。

決して目立つ箇所ではないのでしょうが、長く一台を乗って行く方にはぜひお勧めの部品です。

螺旋屋ベータチタニウムの本領発揮、どうぞご賞味くださいませ。




あ、

そろそろラインナップも増やしますよー
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