新色 ウラ話

タニグチです。

今日は敬老の日で休みなのですが、先週すっ飛ばしてしまったので、更新します。


いやぁ、ようやく陽極酸化処理の新色を発表することができました。

以前「かいはつにっき」で、私自身が陽極酸化処理を修行中と書きました。
実は、この新色のために悪戦苦闘を強いられておりまして…。

チタンの陽極酸化処理の色は、表面に形成される酸化皮膜の厚さによって変化するのですが、その皮膜厚をコントロールするのがとても難しい。
(私の過去の記事の、こここのあたりをご参照ください)

最終的に電気化学的な処理で皮膜厚をコントロールするのですが、そのための学術的な資料は比較的簡単に調べることができました。
インターネットのチカラは凄いものです。

ですが、その資料というのはすべて「純チタン」に対しての資料であって、「チタン合金」のことには一切触れられておりません。

チタン以外のものが混ざっていると電気的な抵抗値等が変わってしまい、資料に記載されていた数値通りの色になりませんでした。

過去に何度もご説明させて頂いているように、弊社の製品で使用しているチタン合金「Ti-6Al-4V」には6%のアルミと4%のバナジウムが含まれております。
この2つの物質が混ざっている合金だからこそ、高強度を初めとする様々な機械的性能の優位性が確立されているのです。

が、この2つの物質、陽極酸化処理においては

単なる不純物でしかないのです。

困ったものです。

結局、目標の色を表現するために試行錯誤の繰り返し、となってしまいました。

予想以上に時間がかかってしまいましたが、もう大丈夫です。
お任せください。

皆様のオートバイに合わせて「カラー コーディネート」も可能になったのではないでしょうか。
2010.jpg

Ti-6Al-4Vボルトの新色、ぜひご賞味くださいませ。
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