ブレーキキャリパーブリッジボルト その2

また後で一つにまとめますが、とりあえず前回の日記の続き。

単純にキッチリと締付けを安定させるのであれば、引張強度の高い金属を使えば良いのか?という結論になろうかとも思います。



しかしながらTi-6Al-4Vという金属の大きな特徴によってボルトという機械の優位性があります。



単純に引張強度だけを比較すると大きな違いは無いのですが、
その他機械的性質では結構違うもんなんですよ。

大きく違うのは比重なんですが、今回のブリッジボルトにはあまり関係ありません。



Ti-6Al-4Vのバランスがブリッジボルトに有効に効くんです。







ボルトに有効なバランスとは。


引張強度が強く
ヤング率が低く
0.2%耐力が低く
比重が軽く


それは

締め付けが良く、
変位が少なく、
戻りが強く
軽い、


という特性になります。

上記を満たす金属とは多くは無く、流通している金属ではTi-6Al-4Vが最高レベルのバランスを示しているのです。


単純に強いだったり、軽いだったりと金属の特性は言われがちなんですが、
私が自社のボルトで一番お勧めしたいポイントは『スプリングバック』
と呼ばれる螺旋を締めこんだ際に発生する
『締めておこうと継続的に掛かる強さ』なのです。


強さだけでも
軽さだけでも
螺旋の良さには繋がりません。


そんな特性をいろんな方に知っていただきたい。


しかしながらブログという媒体でキチンとお伝えするのも難しいと思い

工業カタログ表紙

新たにカタログを作り直しました。



内容は車、バイクに関わらず基本的なTi-6Al-4Vと他金属の比較データ
そして今まで諸事情で公表出来なかった本当の意味での『β鍛造』について。

多少専門的ではありますが、読みやすい内容になるように勤めました。

現在印刷作業中ですので、まだ手元にはございませんが、恐らく来週末の
『東京モーターサイクルショウ』で持っていけると思います。


また、モーターサイクルショウ以降はご希望される方への郵送も考えております。


少しでもTi-6Al-4Vチタン合金へのご理解をいただくために、
見ていただきたいカタログです。
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