昨日の記事でお題頂きました

昨日書いた記事のコメント欄にゲストさんからコメントを頂きましたのでお返事させていただこうと思います。



ブレーキパットのベース
ステムシャフト
ブレーキピストン
など素材的に向いているような気がしますが?





まずはブレーキパッドのベースについて。

これは恐らく効果は高いと思います。
実際に以前ちょこっと考えてみたのですが、比重、耐熱性、耐腐食性、剛性とTi-6Al-4Vの特性を考えれば向いているのでは?
と思ったんですが…


コストの面で断念いたしました。

何故コスト面で断念せざるを得なかったかというとTi-6Al-4Vのチタン合金の国産材料は基本的に丸材しかありません
(海外製の板物や特注の板はあるみたいですが)

ということはパッドのベースである箇所を作成しようとすると大きな丸材を薄く板材に加工しなければなりません。
(φ60mmクラスの材料、因みにベータチタニウム規格品の最大外形φ19mmです)

と、なると一番コストの掛かる材料費がまずとんでもない事になります。

実現できれば面白いのですが流石に自社単独でそのサイズの材料を購入して実験となるとリスクが高すぎて断念しました。
(基本的に材料は2mからですので)

これから先に材料の問題が済めば実現してみたい一品です。





続いてステムシャフトですがこれは製作事例はいくつかあります。

しかしながら確実に効果が得られるかというと疑問が残ります。

何故なら、ステムシャフトは路面から伝わってきた力を車体に伝える役割が強く、下手に剛性を上げすぎると車体の動きが悪い方に伝わる可能性もあるからです。

アクスルシャフトや、ステムの割締めをTi-6Al-4V化するとその入力点までの力の整流が顕著に現れるので良いのですが、車体との繋がりに関してはある程度の剛性のバランスが必要になってきます。

ただ、こればっかりは変えてみないとどのようになるかは実際に実例が少ないのでキチンと判断しきれていないので剛性が上がった場合のメリットもある場合がありますのでもう少し実験を重ねてみたいと思います。


そして最後のブレーキピストンですが、これは既にブレンボ社の製品でチタン化は実用化しております。
(たしかTi-6Al-4V使用です)

ベータチタニウムでも実際に作成事例もあります。

効果は、既存のピストンから変更するとまずバネ下の軽量化としての効果もあるのですが、最大の効果は熱による変形が少ないため、長時間の連続使用に対してのブレーキッタッチの変化量の減少が認められました。
タッチも「カチッ」としたものになります。

ただ、キャリパー側との公差や精度管理がシビアな為、製造コストが多少高めですが製作は現実的な価格で受け賜っています。



以上でお答えにはなっているでしょうか?

また何かありましたらジャンジャン質問してみてください☆
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